酸処理用腐食防止剤(キノリン系第四級アンモニウム)

夕暮れのポンピングユニット。この腐食防止剤が想定する現場

グレード CPA-2

キノリンを骨格とする第四級アンモニウム塩で、赤褐色の液体として供給します。塩酸、HCl/HF、および酢酸を含む一部の有機酸系に用います。坑井の酸処理と酸洗浄を想定し、250〜320°F(121〜160℃)の帯域向けに配合されており、酸液の配合と実際の条件に応じて350°F(177℃)まで使用可能と表示されています。

[email protected] 見積もりを依頼する

用途

塩酸系。 主たる用途です。15% 塩酸が一般的な母液で、28% が可溶範囲の上限です。

HCl/HF 系。 砂岩層の処理。流体は地層にも配管にも同じ勢いで働きます。

酢酸を含む一部の有機酸系。 より緩やかな作用が求められる場面で選ばれるもので、これにも防食が要ります。

高温での坑井酸処理。 このグレードの持ち場です。範囲の上側は、汎用の腐食防止剤を通常用いる温度より上にあります。

酸洗浄。 容器、熱交換器、配管。溶かすべきは付着物であって、金属ではありません。

添加量

酸液全体 1,000 ガロンあたり 1〜20 ガロン、体積比でおよそ 0.1〜2.0% です。この範囲のどこに収まるかは、酸系、温度、接触時間、材質が決めます。上限は既定値ではありません。

増強剤。 温度範囲の上側では、通常は増強剤と併用します。有機酸、金属ハロゲン化物、アンチモン化合物が用いられ、どれが適切かは腐食防止剤ではなく酸液の配合と合金で決まります。金属塩系の増強剤を含むパッケージでは、その安全データシートに記載があります。

粘弾性界面活性剤(VES)系。 ベタイン系 VES 配合の多くと良好な相溶性が報告されています。

実際の作業条件を再現した室内での相溶性試験と腐食試験は、最初の一本を手配する前の工程であって、後ではありません — 皮膜形成型の腐食防止剤が効くかどうかを決めるもの。

仕様と物理的特性

外観:赤褐色の液体
pH(1% 水溶液):2.52
引火点(密閉式):93℃以上
凝固点:-25℃以下
密度(22℃):1.1800 ± 0.0040 g/cm3
溶解性:15〜28% 塩酸、酸処理流体、メタノール、アセトンに可溶

これは生産者の製品仕様です。ロットの分析証明書はこの仕様に対して発行され、見積書とともにお送りします。

包装

正味200kgのHDPEドラム

正味200kgのHDPEドラム

正味1,000kgのIBCコンテナ

正味1,000kgのIBCコンテナ

供給と書類

UN 3265、腐食性液体(酸性・有機)、他に品名が明示されていないもの、クラス8、容器等級II。 出荷はいずれも国連マーク付き容器で、危険物申告のうえ、上記仕様に対して発行したロットの分析証明書と安全データシートを添えて行います。掲載の二種以外の荷姿もご用意できます。

評価用の数量も、商業出荷と同じ書類で動きます。クラス8の液体は、量にかかわらず通常の小口貨物としては送れません。ですから通常の第一歩は、上に述べた相溶性試験と腐食試験を、お客様の酸系・温度・材質で実施できるだけの量をお届けすることであり、ドラム単位の発注はその結果に従います。 詳細はメールでお問い合わせください

お見積り依頼

ご希望のグレードと数量をお知らせください。ご入力内容は技術営業チームに直接届きます。

数量、荷姿、仕向港、用途など、分かる範囲で結構です。一行からでもお受けします。
WhatsApp: 008613735510010